辻くんブログ

思ったことや感じたことをつらつら書いていきます!

高校生向けのフリーペーパーに載ったインタビュー内容

以前、学生団体A.L.Kという団体が作成している岐阜の高校生向けフリーペーパーにインタビューされました!

 

このフリーペーパーは、岐阜の高校を卒業した大学生のインタビューを中心に、大学のリアル、高校時代にすべき事等を今の高校生に伝える事を主眼に置いてやっています。

その中で、岐阜から大阪に来て色々なんかやってそうでなんもやってない僕に声をかけていただき、僭越ながらインタビューさせていただきました。

 

面白かったのが、インタビューをしてくれた人が僕の高校の後輩だったんですが、その日、東京から大阪にわざわざ僕にインタビューをするためだけに来てくれたんですよ。(笑)地元への想いの強さをヒシヒシと感じました!

 

張り切りすぎて多分3時間ぐらい話したんじゃないんですかね…。(笑)

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6月に発行されたんですが、読み返すと「これは残しておきたいなあ」と想い、ブログに載せてみます。

 

Q.部活と勉強を両立させる方法はありますか?
A.両立は難しいことだと思う。重要なのは覚悟と計画性。自分が高校卒業後どこに行きたいかを早めに設定すること。俺は高校に入る前からずっと東大に行きたいと思っていたけど、成績が落ちて。このままだとダメだと思って、一年生の夏が終わったあと、硬式野球部から軟式野球部に転部した。
でも周りには勉強も部活もすごくできた人がいた。そういう人たちの共通点は、英単語や古典単語みたいな小さいことを毎日やっていたかな。毎日そういう小さなことをコツコツやっていた人は、部活を引退してからグンと成績を伸ばしたり。
勉強に必勝法はないと思う。ただ大切なのは後悔しないことで、そのためには周りの人の言うことに従うんじゃなんくて、自分でこうしようって決断すること。そうすると、反省して次に繋げることができる。

 

Q.生徒会長を務めていたときのことについて聞かせてください。
A.高校で生徒会長をやりたいと思っていたんだけど、野球をやめたりして高校に行けない時期があって。だから、二年生になってようやく行けるようになったときに、友人が「お前しかおらんやろ」と言ってくれたのがなかったらやってなかったと思う。
やってよかったと思うことはたくさんあるよ。自分が決めたことが後輩に受け継がれたり、仲間と一緒に何かを作り上げたりしたのは楽しかった。あとは全校生徒1000人の前で話すという滅多にない経験ができたこと。どういう話をするタイミングなのかとか、伝えたいことがたくさんある中で何を伝えるべきなのかを考えて話したいことを話せた、いい経験だった。

 

Q.生徒会長や應援團など様々な経験をされていますが、受験期に不安はなかったですか?
A.任期が終わるまでは自分の仕事をしっかりやって、それが終わったら勉強に切り替えるってちゃんと決めてたけど、勉強は嫌いだから全然やる気はなかったな。やらない後悔よりやる後悔は俺のモットーでもあるけど、高校生の内は何でもやってみるのがいいと思う。高校三年間は、他にはない時間だから。たとえば大学では友達が常にいる空間ってないけど、高校にはクラスっていう、そこに行けば友達がいるっていう特別な空間がある。そこでできることややりたいことはどんどんやっていくべきだと思う。

 

Q.辻さんが考える「リーダー」とは?
A.カリスマ性は要らないと思ってる。真摯さ、つまりは初志貫徹、人を裏切らない、約束を守る。そういうことをしっかりできる人っていうのが最低条件かな。そういうのが基礎になかったら人はついてこない。真摯さと、それから個性。つまりは「俺はこう思うから賛同するやつはついてこい。俺は絶対に諦めないし成し遂げるから。」っていうように、真摯さの上に、気持ちが入った自分の考えを持って行動している人。まずは自分が魅力を感じて、興味を持ったことをやってみるのがいいと思う。

 

Q.高校生におすすめの本は?
A.「嫌われる勇気」(岸見一郎・古賀史健 ダイアモンド社)と、続編の「幸せになる勇気」(同)。アドラー心理学をベースにしている本なんだけど、人間関係で悩んでいる人には超おすすめ。人間の悩みはすべて人間関係から生まれるって言ってて、この本を読んで俺も肩の荷が下りたから。大学生は交友関係を選べるけど、高校生はコミュニティが決まってて、ストレスを感じたりもする。そんな中で生きる高校生におすすめします。

 

Q.大学は何を為す場ですか?大学を選ぶためにはどういう準備が必要ですか?
A.大学は学問を学ぶ場所。学問というのは、一般教養と専門性。AI(人工知能)などが出てきて人間がする仕事は減るって言われている中で、人間が仕事をするとき重要になるのが専門性と言語で。大学で目的意識をもって勉強すれば、その専門性を身に着けて社会に出るのに備えることができると思う。一般教養は他の分野への理解に必要で、そしてそれを学ぶことで自分の専門分野の社会での存在意義を理解できる。
大学を選ぶためには、将来どういう仕事をしたいかを高校生の内から考えないといけない。高校生がするべきなのは、将来から逆算して考えること。そして大学を選ぶときには、偏差値とかも取っ払って、教授で選ぶのがいいと思ってる。

 

Q.尊敬する人物は誰ですか?

A.両親。二人とも自分がやりたいことをやっているし、それに理由や目的があるから。俺はそういう大人をずっと見てきて、カッコいいなって思ってた。ビジネスをやっていく中で、この人すげえな、俺はこの人に追いつけるのかなっていう人にはたくさん会ったけど、やっぱり俺の根底にあるのは親だなって思う。こういう親、こういう大人になりたいと思う。

 

Q.辻さんの夢をお聞かせください。
A.夢というかビジョンで言うと、より多くの人を幸せに、笑顔にする仕事がしたい。テクノロジーとグローバル化の発展の中で、日本人が人としてどう働くのかをすごく重要視してて。限られた仕事の中で、人間ができることが高度化していく中で、労働に対するやりがいとかモチベーションってすごく大事。働く人の生活って大きく睡眠・余暇・労働から成り立つけど、どれが一番プラスになれば人間が幸せになれるかっていうと労働だと思ってて。だからその人に合った仕事環境や仕事の仕方を個々に教えたり、組織がどうあるべきか考えることなど、そこにアプローチする仕事がしたい。

 

Q.高校生に向けてメッセージをお願いします。
A.自分の人生の責任は自分で負うこと。自分で決めること、自分で探すこと。これらは一人の人間としてすごく重要で、これらをやってきたから、俺は今すごく楽しい!

 

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このインタビューをされたのが、2016年の2~3月ぐらい。

今とも全然考え方が違うし、自分のインタビューなのにスゴイ新鮮です。

 

改めて、G-yao編集部の皆さん、この場を借りてお礼申し上げます。

素敵なインタビュ―記事を作っていただきありがとうございました!

また、何か機会があれば、よろしくお願いいたします。